航空券が安くなる時期の見つけ方(値段ではなく仕組みで考える)
航空券の値段は需要で動きます。具体的な金額を覚えるのではなく、値下がりが起きる条件を知っておくほうが長く使えます。
航空券の価格を紹介する記事は多いのですが、金額は燃油費や為替で毎年変わります。そこでここでは金額ではなく、値段が動く仕組みを整理します。仕組みを知っておけば、どの年でも自分で判断できます。
値段を決めているのは需要の山と谷
航空券は座席の在庫を売り切るための価格設定になっており、需要が集中する時期ほど高く、空席が余る時期ほど安くなります。つまり「多くの人が休みを取る時期」を外せば安くなる、というのが基本の考え方です。
- 需要の山: 年末年始、ゴールデンウィーク、お盆、3月下旬の卒業旅行シーズン
- 需要の谷: 1月中旬〜2月、ゴールデンウィーク明けの5月中旬〜6月、11月
谷の時期に共通しているのは、大型連休の直後で、かつ次の連休までに間があることです。学校の長期休暇とも重なりません。逆に言えば、カレンダーを見て「連休から遠い平日」を探せば、その年の閑散期はおおよそ見当がつきます。
実際に山と谷でどのくらい差が出るのか、同じ路線・同じ航空会社で比べると次のようになります。
【サンプル】東京→ソウル 往復・エコノミー最安運賃
閑散期 2万円台 / 繁忙期 5万円台
直行便・受託手荷物なしの運賃。空席状況により変動します。※これはレイアウト確認用のサンプル値です。実記事では必ず自分で確認した数値に差し替えてください。
路線や時期によって幅はありますが、山と谷で倍近く変わることは珍しくありません。日程をずらせる旅行であれば、まず谷の時期を候補にしてから宿や予定を組むほうが、全体の予算は下げやすくなります。
出発曜日で変わる
同じ週でも、金曜夜と日曜夜の出発は帰省・週末旅行の需要と重なるため高くなりがちです。火曜・水曜の出発に1日ずらすだけで下がることがあるので、日程に融通が利くなら前後1日を必ず比較してみてください。
予約のタイミング
早ければ早いほど安いわけではありません。多くの航空会社は出発の11か月前から販売を始めますが、初期は高めの運賃から売り出し、売れ行きを見ながら調整します。国際線であれば出発の2〜3か月前、国内線であれば1〜2か月前が、選択肢と価格のバランスが取れる時期です。
直前になるほど安くなる、という考え方は現在はほぼ通用しません。空席が残っていても、残席が少ないほど高い運賃クラスしか残らないためです。
比較するときの注意点
- 表示価格に受託手荷物・座席指定が含まれるか確認する
- 乗り継ぎ便は総移動時間と乗り継ぎ時間を必ず見る
- 深夜着の便は空港から市内への交通手段が限られる
運賃だけを比べると、手荷物代や空港からの移動費で結局高くつくことがあります。「空港を出て宿に着くまで」の合計で比べるようにすると、判断を間違えにくくなります。
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